
第4回でき学セミナーin山口(2003/12/6)
社会科で大切にしたい基礎・基本と指導法
有田和正先生
JALのスカイワールドの雑誌を読みました。
その記事の中に。『参勤交代こそゆとり生活の元祖』と、ありました。
数か月間参勤交代。3か月休日だったそうです。さてここは、山口県。
山口の子どもへの認識率(4〜6年生)は、42.2%です。これは、第14位になる。
また、以下を知っているだろうか。38年ぶりに地図記号が増えた。

今までは、文字記号だった。埼玉県が初の採用となる。
(1/25000)左は、図書館。右は、博物館になる。
日本を1/25000地図に表してみると4339枚にもなる。
これを全部広げるとなるとなかなかできない。
アインシュタインが、おもしろくないことをやると頭が悪くなる。
おもしろいことをすると頭が賢くなると書いている文書に出会った。
教師がおもしろいと思う教材ネタじゃないと授業をやっちゃいけない。
相対性理論を発表したアインシュタイン。講演以来が殺到したそうだ。
運転手を雇わないといけないぐらいになった。そして、運転手を頼んだ。
30回ぐらい公演をこなしたある時、運転手が、
「先生、今日も同じ話をするんですか。」
「そうだよ。相対性理論だ。」
「私、先生の講演を一言一句言えるようになりました。」
「じゃ君、交代しようじゃないか。」
「壇上で話をさせてください。」
その運転手は、本当に一言一句間違えず話をした。
さらにその運転手は、一章、二章の間に、笑い話を入れていった。アインシュタインも、
「これは、ただ者ではない。」
アインシュタインが、舌を7回半巻いたくらいの時に終わった。拍手が鳴りやんだ後、会場から、
「質問があります。」
と言われ、
「何なりとどうぞ!」
と、言った。すると、運転手が答えられそうにもない質問が出された。
アインシュタインは、「これで、バレた。」と、思った。すると、運転手は、
「う〜ん、なかなかいい質問です。これは、私が答えるまでもない。私の運転手に答えてもらいましょう。」
と、言って、本物のアインシュタインが答えた。
おもしろくないことは、やっちゃダメだ。子どもには、絶対おもしろい話をすべきである。
と、そのアインシュタインの文書に書いている。
旧中山道。ある民放のアナウンサーが、
「1日中、山道。」
と、読んだ。そして、30代のアナウンサーがそれを聞いて指摘をした。
「旧、中山(ちゅうざん)道でしょ。」
と。
また、株のニュースで、
「本日の最高値(さいこうち)は…。」
と、読んだ。もちろん、最高値(さいたかね)である。
アナウンス質には、読み方の訂正が常に書かれている。それは、何故か。基礎学力が足りないのである。
浅草にある浅草寺(せんそうじ)。これを「あさくさでら」と、読んだり、
団塊の世代を「だんこん」の世代と読んだりする基礎学力がないアナウンサーがいた。
文化振の国語教育研7/25の会で、1〜6年生の1006字の配当漢字を
常用漢字の1945字を読むことができるようにしようと答申をした。
これは、中教審で審議が開始された。4年後の新学習指導要領で改正されるだろう。
今までは、中学校までに1945字だったが、これが小学校に降りてきて、小学校で1945字になる。
このことは、社会にも大きく関係する。学習内容を3割削減をし、授業も15%削減をし、
総合的な学習を入れた。これが、学力低下の原因とされている。
山口の認知14位で42%と話をした。では、最下位は…。
ついこの間まで、45位の島根だったが、46位山梨、47位は、福井県になった。
地図を使うと言うことは、社会で言う校区誤字展を使うことと同じ意味を持つ。
基礎・基本の学力の条件とは、3つある。
@応用が利く。
A応用が利くような知識は身に付きにくい。1回で覚えられるようなものは、基礎ではありません。くそです。(笑)
授業のネタ教材開発と言う雑誌を編集している。次の発売の内容は、繰り返しドリルは、どんな内容の力がつくかをまとめている。
こういう本を買わないといけない。(笑)…
この次のテーマで、原稿を書きました…。(授業のネタ 教材開発04 2月号)
B個性的になってくる。ちょっと聞いたら頭が働く。そういう力を子どもにどうつけるか。
先日、選挙があった。2大政党になりつつあるが、投票所に一番に行った人?(1人挙手。)
一番の人は、カギ3つを空けて封を取る。そして、
「中を引っかき回してください。」
「何も入っていません。」
と言う。そして、立会人がふたをしました。さて、この話は、本当でしょうか、うそでしょうか?本当です。
佐世保の教育長に聞いた。
「させほ ですか?させぼ ですか?」
すると、教育長は、
「ほぼ同じです。」
と、答えた(笑)。
下関の選挙会場(会場の方にいた一番に選挙に行った人)は、投票箱を空けて待っていたそうです。
7時に投票開始です。さてその時間のチェックは、
会場の時計を使うでしょうか?
責任者の時計を使うでしょうか?
選管の特製時計を使うでしょうか?
ラジオの時報を使うでしょうか?
携帯電話を使うでしょうか?
これは、ラジオの時報か携帯電話となっています。このような話を政治の授業でするんです。
選挙をすること。これは、公民的資質を育て、人格を育てる学習をしたら、きっちりと行くんです。
(これ6年の3学期の授業で使いました!)
さて、中に入れた投票用紙は、どうなっているか?実は、全部開いているんです。
これは、王子製紙の子会社が、特製油化合成紙という紙を使っています。(ここで、本物を見せてもらった!)
さて、終了の8時前に鐘を鳴らしています。そのならしているほぼ同時に手だけを入れてみました。(笑)
すると、選管から後で呼び出しを受けました。(笑)
「どうしてあなたは、そんなことをする のですか?」
と。理由は、
「どうなるのかを確かめたかったからで す。教材研究です。」
と、言った。すると、
「教材研究の度が過ぎてます。」
と、言われた。(笑)叱られないと身に付かない。(笑)教材開発は、手間暇欠けないといけないんです。
実際に、髪の毛一本でも入れば、投票させてもらえるそうです。
上野動物園。了をたくさん食べるので草を混ぜたペレットを作ってゴリラに食べさせた。
2週間後、まず自分の指を噛み切った。そして、前進の毛をむしり始めた。
ストレスだと言うことが分かった。そして、えさが原因ということが分かった。
元のえさに戻したら平常に戻った。全国262等の大型動物が動物園に飼育されている。
しかし、たった1頭、ストレスがなかった。えさを変えなくてはいけないと感じた。
旭川の
旭山動物園という市営の動物園がある。最も自然な状態で飼育されている。野生では、簡単にえさを食べれない。
シロクマ。氷の固まりの中に、小さな魚を入れた。−60℃で、凍らせた。
1個つくるのに1週間かかる。シロクマ、クマクマと言いながら食べた。何とも嬉しそうに食べる。
たった1匹の魚を食べるのに、1時間半かけて食べた。リンゴ1個でも同じだ。全国の動物園の人が、旭川に行っている。
サル。サイコロのような箱をつくり、穴を開けてやる。その箱の中にえさを入れておく。
1のところだけ、穴が開いていて、転がすと出てくる。必ずえさを食べれるサルはA。ええ加減に転がすサルはCだ。
それでは、困るので、えさは、床に木くずを引いているのだが、その中にも入れている。それを掘ってえさを探すサルはBだ。
キリン。舌を伸ばさないと食べられないような仕組みにしている。舌を入れないと、食べれないのだ。
オランウータンについても、えさを食べるまでに、17mの棒を上って、20mの横に張ったロープを伝い、
えさの入っている箱を回さないと取れないようにしているという。この話については、授業のネタ教材開発に連載する。
パッと教えていては、身に付かない。子どもに努力させないといけない本当にかわいいのなら、
本当に努力させてほしい。選挙に行くこと自体が教材開発になる。教材開発すると決めたら、
子どもも「先生もいろいろな勉強をするんだね。」となる。
さてその選挙。受付のアルバイトとして高校生を雇ってもいいか?
雇ってはダメか?
これは、いいんです。では、高校生を何故雇うんですかと聞いてみた。これは、高校生が来ると、
その親戚一同がきちんと投票をしに来るのである。面接をして親戚の多い人にしているそうだ。
すると、0.001%ほど、投票率が上がるらしい。
無風状態の部屋の中で、線香に火をつけると、煙はどうなるか。実は、まっすぐに上らずに、
少し上がって、北東の方へ流れていくのである。物理の先生に聞いた。それは、地球の自転のせいなのである。
煙突の煙も同じである。新幹線に乗った。新富士駅の製紙工場の煙突もみんな富士山になびく。
これを利用しているものが茶畑だ。全国の44%を静岡で。2位は鹿児島。3位は三重県だ。
N
茶畑には必ず扇風機がある。扇風機を見ただけで、方角が分かる。
回すのは、新芽が出た時に回す。さて、扇風機を回す高さは、何m必要か?
地形にもよるが、約8mだそうだ。地面から1mの温度が3℃になれば、回るようになっている。
1mが3℃なら、地表は0℃に近い。
3月〜5/20まで使うそうである。社会科はおもしろい。扇風機は、90度から120度の角度。
肥料は、肉骨粉を使っていたそうだ。最近は、魚介類に変わった。そのためにカルシウムが落ちた。
今は、魚くさい。お茶畑の寿命は15年。茶畑は丸くしている。日がよくあたる。
社会科は、最低限の知識がないとダメだ。
軍手。手袋を初めて使った人は、焼き物を売っている人たちが使った。
昔、瓦を多く作っていた。
このように見方、考え方を教えないといけない。そのために、
@?(はてな)を発見する。そのためには、ドリルが必要だ。
A見たこと感じたことを自分の力で培養できる。
B見えないものを洞察する力。
たった2軒の弁当屋を比較することによって町の様子を洞察させた。
工場で食べる弁当そうでない弁当で分かれた。
C鳥の目、虫の目、人間的な温かい目を。
温かい社会を見てほしい。寺田寅彦『茶碗の湯』(岩波)。
湯飲みにお湯を入れ、地球の全てが見えると書かれているような本もある。
ご静聴ありがとうございました。
